ぴよこ兄弟のFX塾 vol.2〜伝家の宝刀レバレッジ〜

FXの最大の特徴であるレバレッジとは、少ない資金でもその最大25倍までの取引ができると言う仕組みなんだ。(個人取引の場合)
前回説明したように、1ドル100円の時に10,000ドルのドルを交換する場合、本来であれば100(円)×10,000(ドル)で100万円が必要なんだ。

そんな大金持ってまへん。

それがレバレッジをかけると最大25倍の取引ができるため、100万円÷25で、4万円で10,000ドルの取引ができるんだ。

4万円？それなら用意できるぞ。
でも、そもそも何で25倍の取引が出来るのさ？

その答えは証拠金で取引をするからなんだ。
証拠金とは、FXの取引業者に預ける担保のこと。
例えば、兄貴がFXで取引する場合、まずは　FXの取引会社に口座を開設する必要がある。
そして、その口座に兄貴の銀行口座から資金を入金することで、取引ができるようになる。

ほう

各取引会社では、各通貨に対していくらの証拠金が必要であるかを定めている。
その定められた証拠金を担保として預け、FX取引をするんだ。
例えば、1ドルが100円の時、10,000ドルの取引をするためには4万円が必要です、ユーロ円の場合、1ユーロ134円の時は、54,000円が必要です、みたいにね。

レートによって証拠金の額が異なるわけだな。

でも、この定められた証拠金ギリギリの資金を預けて取引するのはNGだ。

え？何で？4万円じゃ足りないの？

レートは常に変動していると教えたよな？

はい

証拠金ってのは、取引に最低限必要な資金のことだから、その資金を下回るとそこでゲームオーバーなんだ。

なぜ？ゲームオーバーは資金が0円になった時点じゃないのかよ？

預けた資金が0円にならないように、FXにはロスカットというルールが用意されているんだ。
その基準が証拠金の金額になるのが一般的。
なので、安全にFXを行うには定められた証拠金よりも余裕を持った資金を入金してスタートしないといけないんだ。

なるほど。
証拠金のお金だけ用意すれば良いってことではないんだな。

そういうこと。
FXのレバレッジは最大で2５倍なんだけど、安全に資産運用するためには、実際はもっと低いレバレッジで取引をする必要があるんだ。
4万円が証拠金であれば、5万円〜10万円を口座に入金しておけば、直ぐにロスカットになることは避けられる。

ロスカットは嫌です！

だろ。
なので兄貴のような初心者は特に、レバレッジは10倍程度で始めるのが良いかな。

わかりました！そのようにします！
あ、ところで実際の取引はどうやるんだい？

それについては、次回解説しよう。