逆オイルショック

逆オイルショック(ぎゃくおいるしょっく)

1960-70年代に起きたオイルショックとは反対に、原油価格の下落が世界経済の脅威となった事から「逆」オイルショックと呼ばれます。原油価格は2014年末から下落が続き、2016年1月にはNY原油が1バレル=26ドル台まで低下した。世界経済の成長鈍化による需要の減少と、産油国の減産見送りによる供給過剰という需給の両面から低下圧力がかかりました。この局面においては、世界の鉱山・資源会社の経営が危ぶまれたほか、資源国の経済にも懸念が生じるなど悪影響が広がりました。