マイナス金利付き量的・質的金融緩和
2016年1月、日本銀行が黒田東彦総裁のもと発表した金融緩和で、「量的・質的金融緩和」として導入された2013年4月の第一弾、2014年10月の第二弾に続く大規模な金融緩和。これまでの「量」、「質」に「金利」を加え、3次元での緩和を駆使するという趣旨があります。金融政策決定会合の直前には「マイナス金利」導入を否定していただけに、発表直後はサプライズ効果で大幅な円安となりました。しかし、効果は持続せず、ドル/円相場は3日後には上昇分を吐き出し、その後も円高は止まりませんでした。