マイナス金利(まいなすきんり)
中央銀行による金融緩和手法のひとつで、市中銀行に対し義務付けている準備預金のうち、法定額を超過した分に対する金利を負の値にする政策を指します。これにより市中銀行は、通常とは反対に法定額超過分の金利を中央銀行へ支払う必要が生じるため、これを回避すべく準備預金を取り崩して他の用途(企業への貸し出しなど)に回し、ひいては市中に出回る通貨供給量のさらなる増大を期するものです。日本銀行は2016年1月よりマイナス金利を含む追加金融緩和を導入し、2017年7月現在も継続しています。